週刊弐式(ry

今年はみんなに明るいことがあればいいな

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∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part26∧∧

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part26∧∧

1 :本当にあった怖い名無し :2006/05/02(火) 08:18:51 ID:5oSunaZx0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談をマターリ語っていきましょう。

前スレ
∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part25∧∧
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1141220480/

関連スレ 山板
【恐怖】山にまつわる怖い話  巻の五【戦慄】
http://travel2.2ch.net/test/read.cgi/out/1129392524/
有志まとめサイト(”管理”人 ◆5TH.rvJzlM 様)
http://yamakowa.fc2web.com/frame.html
携帯用
http://mblst.jp/~yamakowa/
過去ログは>>2-5の辺り

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13 :本当にあった怖い名無し :2006/05/02(火) 17:48:14 ID:v1vwvoA20
極端に高いところ(8000m級とか)だと、降ろす手段も体力もないので、
凍った死体をハンマーで叩いてバラバラにして埋葬の代わりにするとか。
岳人列伝とかのマンガで読んだ覚えがある。

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18 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/03(水) 03:06:38 ID:0RIA4a450
友人の話。

実家の裏山の手入れをしていると、ふと誰かに見られているような気がした。
顔を上げてみると、自分のいる更に先、木々が暗い天蓋を作っている辺りで
白い影が手招きをしている。
誰だい?と声を掛けても返事がない。
近よってみたが、林の中にはどこにも人の姿は見当たらなかった。
そんなことが、山に入る度にあったのだという。

そんなある日、正体を見てやろうと思い切って突進した。
転ばぬように注意しながらも、影から目を離さずに駆けよる。
もう一息という所で、影はふっと融けるように消えてしまった。

あー、やっぱり捕まえられなかったか。
影の立っていた辺りで残念そうに息を整えていると、足元で何かが光った。
窪みに堆積した土砂中に、腕時計ばかり七つほど落ちている。
どれも泥だらけでボロボロ、とうに朽ちて壊れていた。
仕方なく持ち帰り、軽く手を合わせてから捨てたのだという。

関係があったのかどうかはわからないが、以降手招く影は現れていない。

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19 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/03(水) 03:10:18 ID:0RIA4a450
友人の話。

持ち山を歩いていると、道の先に妙な格好をした人の姿が見えた。
迷彩服にごつい銃を持っている。
人ン家の山に勝手に入り込んで、サバイバルゲームでもしてやがるのか?
そう思い少し離れて見ていたが、何やら様子がおかしい。
連れはいないみたいで、しっかりと道の上で姿を晒して歩いている。
ゲームをしているといった感じではなかったという。

時たま足を止めて、目の前の木をしげしげと見やっている。
そしてその木に弾を何発か撃ち込んで先に進む。
そんなことを延々とくり返していたらしい。

後をつけていると、迷彩服が撃った木の辺りで、地面にBB弾が散っていた。
何の気なしに拾い上げて、眉を寄せる。
弾の表面に、御経のような変わった字が書き込まれていたのだ。
落ちていた弾を拾い集めてみると、そのすべてに字があったという。

一体あいつ、何やっている?
顔を上げてみると、いつの間にか迷彩服姿は消えていたという。
そこの道はかなりの先まで一直線、そして目を離していたのは僅かな時間
だったというのに、一体どこへ行ったんだ?

彼はそのまま山道を歩いたが、二度とあの後ろ姿を目にすることはなかった。
妖しげな弾は、すべて拾い集めて棄てたのだそうだ。

23 :本当にあった怖い名無し :2006/05/03(水) 07:12:22 ID:sUsMYOWMO
梵字BB弾って売ってたよ。今は知らない。

24 :本当にあった怖い名無し :2006/05/03(水) 10:18:46 ID:q/LRvt4K0
>>23
売ってたよね。
サバゲ板で幽霊退治に持って行くとか読んだことあるなw

27 :スーパーリアル金太 ◆8mzYKF9Qkk :2006/05/03(水) 17:01:56 ID:gTfMprCn0
>>23
>>24
担ぐんじゃねーよw

と、思ったが…
http://blog.zombie.jp/600/ppppp29.htm
スマソ、実在したのか!
それならば>>19の男は何者で何を撃っていたのか。
迷彩服でBB弾ならミリタリー者だよなぁ?

46 :本当にあった怖い名無し :2006/05/04(木) 07:56:48 ID:/cVNHk650
私が小学生の頃ですから、かれこれ15-20年近くも前になるでしょうか。
ありましたよ、そのBB弾。

不動明王のダラニが刻んでありまして、
なかなか笑える品物でしたが、拝み屋をやってた知人が
「いや、これはこれで効果はある」
って言ってました。
「なんでまた」
「梵字って言うのは、その字単体で効果があるものだから、
意味を知らなくても、効果はあるんだ」
「どういうこと?」
「たとえば、音声認識のカーナビがあるよね。「青森市」って日本語で言って認識するわけだけど、
外人さんに紙を渡して「A-O-MO-RI-SI」」と発音して貰えば、本人その意味を知らなくても、
カーナビは道をしめしてくれるよね。
 言霊とか呼ばれる者もあるし、意味を知らずに発音するだけでも、意味はあるんだ。」
「・・・・」
「具体的には、相手を焼き尽くす意味の書かれた梵字を、攻撃意志をもって相手にぶつけるわけだから、
小さな呪符を相手に打つのと同じような効果があるんだ」

だそうです

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20 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/03(水) 03:12:56 ID:0RIA4a450
知り合いの話。

彼の祖父は焼き場守をしていた。
別に志願した訳でなく、単に焼き場が実家の持ち山にあったからなのだと。
祖父が言うには、そこで人以外の物を焼いたことが、一度だけあるのだという。

ある時、中年の夫婦が「焼いてほしい」と、その前年に死んだ一人娘の振り袖を
持ち込んだ。遠くに引っ越すのだがある事情で持っては行けない、かと言って
捨てるというのも気が引ける。この村で焼いて供養したい、そう夫婦は言った。
綺麗な袖を燃してしまうのはちょっと抵抗があったが、断わる理由もないので
引き受けたという。

異変が起こったのは、衣全体に火が回ってからだった。
赤い炎の間から、何本もの蒼白い手が伸び上がって宙を掻き毟りだしたのだ。
祖父は目を剥き慌てたが、夫婦はえらく落ち着いていた。
何か悟ったような、いや諦めたような目をしていたので、とても問い質すことは
出来なかった。

伸び出た手は、あっという間に燃え尽きて灰となり、崩れて消えた。
夫婦は灰を少しばかり壺に詰め、礼を言って村を去ったという。

焼き場で実際に魂消たっていうのは、後にも先にもあれだけだったよ。
そうお祖父さんは話してくれたそうだ。

25 :本当にあった怖い名無し :2006/05/03(水) 10:33:00 ID:D+dPmhhhO
>>20
なんか着物につく妖怪がいたなぁ。
着物を着ようとすると、
袖口から手が出てきて着付けを手伝ってくれる…んだったか。

悪いやつではなかった様な。

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44 :本当にあった怖い名無し :2006/05/04(木) 05:07:33 ID:W+iZT7TvO
山と海に行った際、備え付けのごみ箱に捨てる時は、
使った割り箸と爪楊枝は必ず折ってから捨てろと言われた。
でないと連れて帰るらしい。何を連れて帰るのかわからんのだが。

45 :本当にあった怖い名無し :2006/05/04(木) 07:53:29 ID:WtGiKlrFO
>>44
をぉ~!!俺も似たような話し聞いた~!
俺が聞いたのは、「箸を忘れたり無くしたりして、山の木や竹を加工して使ったら、山神に感謝してその加工した箸を折る」
という話しだった。(うろ覚え)

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48 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/04(木) 09:13:07 ID:/uJujMhz0
職場の近くに、登山サークルがある。
その登山サークルで、雪崩による死者が出て数週間。
事務所の前に、マイクロバスが止まっていた。
それほど珍しい光景ではない。
そこでは数ヶ月に一度、そうした光景を見ていた。
いつもと違うのは、笑顔がひとつも見えないことだ。

追悼だな、とそれはすぐ分かった
俺にも経験はあるが、あまり良い気分のものではない。

遭難事故の後、深夜まで事務所の灯が消えず、後始末に
追われていた頃、菓子を差し入れたことがある。
その折、顔を合わせた男性が、バスの前に立っている。
目が合い、挨拶を交わした。
追悼ですねと声をかけると、あと二人来てないんですと答えた。
それで全員だと付け加え、視線を泳がせた。
バスもそれで満席になりそうだった。

携帯電話で話しながらバスから降りてきた女性が、電話を切り、
残りの二人は、急用か何かで来られなくなったと告げると、
それで出発ということになった。

俺は少し待ってくれと言い、すぐ前の酒屋で酒を二本買った。
遭難事故で死んだのは、二人だったはずだ。
出発直前に来られなくなったのが。二人。
帰りのバスは、満席になっているだろう。

酒を差し出すと、相手は、現場で飲ませてやりますと言った。
俺が、帰りのバスで飲ませてやって下さいと言うと、
少し考え、はっとした顔で俺を見た。

現場に撒くだけでは、そこに居ろってことにもなりますね。
長年、山をやっているが、そんな風に考えたことはなかったと
相手は言い、目から鱗だと小さく笑った。

走り出したバスを見送り、俺は駅までの道を歩いた。

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55 :本当にあった怖い名無し :2006/05/04(木) 13:55:48 ID:J5FcD9v50
先日、首都圏近郊の温泉に向かうため妻を乗せて車を運転していました。

時間と共に走りなれた郊外の幹線道路から、次第に山間部の曲がりくねった、
ブラインドカーブの続く道へと景色が移り変わります。

排気量のけして多きくは無い愛車をなんとかけしかけて、
幾重にも続くカーブを走りぬけ、あるカーブを抜けた時、
斜面の影から車道のほぼ真ん中を歩く人影が躍り出ました。

「!!」とっさにハンドルを切り、フルブレーキで交わすと、
その先に横転した軽自動車とそれと衝突したと思われる
RV車が道を塞ぐ形で停まっていました。

もしその人影が無ければ、日中とはいえ、
自分の車が多重事故の当事者となっていたかもしれません。

ひとつ不思議なのは、妻は起きて私と会話していたにも
かかわらず、その人影を見ていないというのです。
妻は、当初なぜブラインドカーブの先の事故現場を事前に
察知できたのか不思議だったそうでしたが、人影の話をすると
顔色が変わり急に黙ってしまいました。

反対側から来た数台の車の搭乗者が、警察と消防に
連絡をとっている事を確認すると、道を先に進めましたが、
正直、温泉を満喫するような気分は吹き飛んでしまいました。
あれはなんだったのか・・・。

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59 :本当にあった怖い名無し :2006/05/05(金) 08:13:48 ID:pqftwR/K0
昨日夕張山地を真夜中に走って目撃したもの。
さすがに春だけあって、狐とかたぬきとかが道路わきで車のライトに目を光らせていた。

が、残雪の上に子猫くらいの大きさで歩き方も子猫、真っ白で耳の長い生き物がとことこ歩いていた。
耳の長さはうさぎなんだけど左右に耳が垂れていて、歩き方が猫。
ウサギは蛙みたいな歩き方(跳ね方?)をするのでウサギではない。
捨てられた子猫?目の錯覚で耳が長く見えたのかな?と思って次のカーブを曲がると
こんどはそれが柴犬くらいの大きさになって左脇の雪の上を楽しそうにダッシュしていた。

1日に800キロも走ったから、疲れてるのかな…と思いあまり深くは考えなかったが
さいごにはそれが虎くらいの大きさになって半ば透き通って大きな岩からシュタン!と降りていた。
全然怖くはなく、何か不思議なものを見たなと思ったのですが
誰か同じようなものをみた人はいませんか?目の錯覚かもしれませんが。

64 :本当にあった怖い名無し :2006/05/06(土) 01:44:02 ID:QYCtWnkB0
>>59
むじな系の怪談の一番最初と思われる中国の捜神記だかが出典の話に
うさぎっぽい目が赤く光る怪物の話出てるけどそれと似てる

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70 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:52:59 ID:03dKBXwI0
知り合いの話。

子供の頃、実家の山でおかしな物を見たという。
棚田の側で遊んでいると、目の前の畦道で何かのたうっていた。
大きくて太目の蛇だった。青大将だろうか。
逃れようと必死でもがくが、奮闘空しくズルズルと田の中に引き込まれていく。

何が蛇を襲っているんだろうと、移動して正面から覗き込んでみた。
稲が作る列の間に、大きな頭が見えた。蛙だ、しかし生半可な大きさではない。
パクッパクッと口を開け閉めする度、確実に蛇体を呑み込んでいく。
あっという間に蛇を腹に納めると、蛙は泥の中に沈んだ。
思わず落ちていた棒で辺りの泥を探ったが、何も手当たりがない。
あれだけの巨体、見逃す筈はないのに。

夕食時、お祖父さんに見たことを話すと次のように教えてくれた。

 儂らはタオヤジって呼んどるな。言わばあそこの主みたいなモンだよ。
 うん? いンや、神様ってほどありがたいモンでもないな。
 まぁ精々がモッケ(妖怪)ってところかの。

それからも度々そこに行ったが、再びタオヤジを見ることはなかったそうだ。

106 :本当にあった怖い名無し :2006/05/09(火) 19:57:12 ID:GzJIpnvkO
>70
何年か前に韓国で逃げだした食用ガエルが異常繁殖し
地元の生態系を破壊しているとの話題があったんですが
その蛙を退治する為に蛇を放ったんだが見事に丸呑みされてました
他にもいろんな生きものが丸呑みされてました…
蛙こわっ!

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71 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:56:17 ID:03dKBXwI0
友人の話。

大学生の頃、心霊スポットとして有名なダムに、夜一人で出かけたという。
確とした理由はない。強いて言えば、若気の至りだったらしい。

車を停めて、ダムの周りをぐるり一周する側道を歩き出した。
月明かりを頼りに、明かりも持たずに歩を進める。
暗い道をのってりのってり歩いていると、突然背後から大きな水音がした。
まるで大きな石を投げ込んだかのような。
ギョッとして立ち止まるが、闇の中には何も見えない。

と、今度は彼の前方から水音がする。
あまり間を置かずに、次はまた後方から水の音。

 怖いものは考えるな。怖くないものを想像するんだ。
 海豚、そう海豚だ。海豚が俺の横で、前後にくり返しジャンプしているんだ。

そう自分に言い聞かせ、怖くない怖くないと呟きながら歩き切った。
ザッパーンという水音は、途切れずにテンポ良く続いている。
駐車場への道に出て小走りになった彼の後ろから、鳴き声が浴びせられた。
何とも表現の仕様がない奇怪な声だったという。

 海豚じゃなかったよ、やっぱり。

怖れたような、しかしどこかしら残念そうな顔で彼は言った。

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72 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/07(日) 00:57:37 ID:03dKBXwI0
先輩の話。

一人であるキャンプ場に泊まった時のこと。
暗いうちから起き出して出立準備をしている最中、おかしな事に気がついた。
洗った食器をパッキングしていると、明らかに前の晩には無かった傷がある。

樹脂製の食器とスプーンに、びっしりと歯形が付いていた。
力一杯、ガチガチと噛んだ痕が。

ここ、昔に何かあったのかな。そう思いはしたが、調べることはしなかった。
彼はそれ以来、そのキャンプ場を使用しないようにしている。

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77 :本当にあった怖い名無し :2006/05/07(日) 03:49:27 ID:+HgHlLmEO
[大台ヶ原]
何度もバイクでチャレンジしたが、雷雨やらで辿り着けない。
雨宿りしながら写真を撮ったら、
まん丸の大きな光が幾つも連なる様に並んでいるのが映った。
気味が悪いから、写真を霊能者?に見てもらったら、山が拒んでると。
ふしだらな人間だから、山が進入できないように拒んでると。






ふしだらじゃないやい(´・ω・`)

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109 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:53:30 ID:95eCRXCp0
友人の話。

小学生の頃、仲間数人で山中の廃屋探検に出かけたという。
子供らの間では有名な幽霊屋敷で、不気味な噂が幾つもあった。
侵入してからわかったのだが、普通の屋敷ではなく、どうも何か儀式を行う
道具の保管場所でもあったらしい。
破れ放題ではあるが、それなりに立派そうな物が無造作に転がされている。
捨て置かれたのか、そのまま忘れ去られたか。

喜んでお宝を漁っているうち、いきなり「痛っ!」と叫んだ者がいた。
見れば、瓶の中に手を突っ込んだ仲間がヒィヒィと泣いている。
中でどうかしたのか、とにかく一人では抜けない様子だ。
慌てて皆で協力し、何とか瓶から手を引っこ抜くことが出来た。

泣いている子供の手には、深い歯型がついていた。血が滲んでいる。
どうにも人の歯型に見えた。鳥肌が立ったという。

一人気が強いのがいて、そいつがエイッ!と件の瓶を叩き割った。
中からコロンと転がり出たのは、白い狐の面一つだけ。
口元が赤い汁で汚れていた。
誰かが「うわぁっ!!」と叫び、皆必死に逃げ出したのだという。

それからしばらく経つと、その廃屋は『狐屋敷』と呼ばれ始めた。
彼らの探検談が、いつの間にか広まっていたらしい。
「でもね“○○が狐に喰われた!”とかさ、物騒な尾鰭が付きまくっていたよ」
彼はそう笑いながら、この話をしてくれた。

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110 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:55:08 ID:95eCRXCp0
知り合いの話。

峠道でいきなり土砂降りの雨に出くわし、近くのバス停に逃げ込んだ。
屋根はかなり狭かったが、まぁ何とかそれ以上濡れるのは避けられた。
すぐ横に先客がいた。身体を拭いながら話し掛ける。

こんな大雨は本当に鬱陶しいねぇ、と振ると次のような応えが返ってきた。
「・・・雨は好き・・・独りきりじゃなくなることが多いから・・・」
そこまで聞き取ると、横の存在感がふっと消えた。

気がつくとザアザア降りの雨の中、一人バス停で立ち尽くしていたという。
先客の顔も服装も、まったく思い出せない。

雨が止むまでホント落ち着かなかったよ。でも逃げ出すのも悪い気がしてなぁ。
そう彼はぼやいていた。

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111 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/09(火) 23:56:40 ID:95eCRXCp0
友人の話。

幼少時に里山で遊んでいた時のこと。
野中の小道を走っていると、ガシッと見えない何かに身体を掴まれた。
幾つもの掌に、手足や肩を握られているよう。まったく身動きが取れない。
藻掻いていると、いきなり誰かの掛け声が聞こえた。

 へやっ!

次の瞬間、彼の身体はくるりと一回転をして、地べたに叩き付けられていた。
痛みと衝撃で、しばらく身動きできなかったという。

翌日学校でこの話をすると、皆がしたり顔で頷いた。
「あぁ、あそこって“三四郎”がいるからねぇ」
どうやら子供の世界では、そこそこ有名な存在だったらしい。
どいつもこいつも見境無く、しかし見事に投げ飛ばすので、いつの間にか
“三四郎”と呼ばれるようになったのだとか。
「大人は出会ったてないらしいから、奴も子供なんじゃないの?」
そうも噂されていたそうだ。

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135 :義兄の話 :2006/05/11(木) 23:12:15 ID:NXBfz4Ni0
この前のG.W.に、姉のダンナ(42歳)がこんな話をしてくれました。

おれ、高校入って、山岳部に入ったのね。
入部してすぐ、張り切って高い登山靴を買ったんだよ、セミオーダーのちゃんとした奴。
たしか、5万ぐらい出したんじゃなかったっけな。もう二十五年も昔の話。
だがオレの思惑とはかけ離れて、顧問がけっこう厳しく、毎日々々筋トレやらされるし、
上下関係が異常に厳しい、封建的な「運動部」だったのに嫌気がさし、夏休み前に退部。面目無い。
そのときはもう二度と山登りなんてしないと思ったし、
まあ、小金持のおぼっちゃまだったしなw、良く言えば物惜しみしないたちだったので
新品同様の靴は同級生の、おとなしい真面目な奴に進呈することにした。
幸いサイズはぴったりだった。そいつは凄く喜んでくれて、一生忘れないと言った。
奴は恐縮して、高価なものなので貰うんじゃなく借りるって形にしたいって言ってた気もする。
その辺はよく憶えていない。ただ、おれ自身が
「おれにとってはもう必要の無い靴だからさ。おまえが履いてくれれば靴も喜ぶよ。」
なんて言ったことは良く憶えてる。自分に酔ってたんだなw

彼はその後大学に進学してからも、就職してからもずっと山を続けていた。
律儀な奴で毎年年賀状をくれて、今夏は穂高に行った、この冬は北岳に…とマメに知らせてくれたが、
いつ頃からか、それがこなくなった。
こっちは返事も出しゃしないし、おれも結婚して転居したし、さして気にも留めなかった。
だが、やがて人づてに、彼が死んだと聞いた。癌だったそうだ。38歳の時。
深い付き合いは無かったし、いわば要らない靴を引き取ってもらった事がある、程度の仲だったしな。
若いのに癌なんて気の毒だな、程度の感慨しか浮かばなかった。
賀状が来なくなってたのも、実は亡くなったって話を聞いて初めて気がついた位だし。
で、彼の事はそれきり忘れてた。

ところが去年の暮れ、物置を建て替えるからと言われてさ。
めんどくさいけど実家の荷物の整理をしに帰った。
そしたら、あるんだよ。例の登山靴が。
もう、履き込まれて黒光りしてるのが、おれんちの物置の棚に。
ぎょっとして、慌てておふくろに訊いたら
「ああ、それ。幽霊みたいにやつれたひとが返しに来たよ。ずっと借りててすみませんて。」
って言うんだよ。おれはマジでゾッとした。
「…それ、いつの話?」「えーっと。たしか去年かなぁ。」
バカヤロォ、それじゃあ本物の幽霊じゃねえか!って大騒ぎになった。
いや、たぶん、おふくろの勘違いで、
亡くなる前にわざわざ来てくれたんだろうけどね。

実はホントに、亡くなってから返しに来てくれたのかも知れない。
それは判らないよ。だって今となっては確かめようがないからね…。
でも、生身だろうが幽霊だろうが、どのみちクソ真面目っていうか、トンチンカンな奴だよな。
あんな使い込んだ登山靴、今更返されてもどうすりゃいいんじゃ!って感じだよw
でも、奴は奴で、ずっと「借りている」つもりで恩義を感じて、気にしてたんだろうね。
思うんだが、そんな律儀でクソ真面目な奴には、今の世間ってのはちょっと辛いんじゃないかな。
おれみたいに、適当にチャランポランじゃないと世の中上手く渉っていけないよなw
ある意味、早く神様に召されて幸せだったかも知れない…。まあ、勝手な言い草だよな。
え?その靴?あるよ、まだ実家に。おまえ山歩きするんだったら、やるよ。使えよ。
…ははは、うそうそ。お寺に納めて、供養してもらった。
またあの世で奴が履いてるだろ。

145 :本当にあった怖い名無し :2006/05/12(金) 10:39:09 ID:y72Qc9Du0
>…ははは、うそうそ。お寺に納めて、供養してもらった。
>またあの世で奴が履いてるだろ。
その義兄もなんだかんだと律儀な人だなぁ

149 :本当にあった怖い名無し :2006/05/12(金) 15:18:47 ID:J3SYYppk0
ウチの親父も、若い頃
死んだ友達に貸してたハズのピッケルが
いつの間にか返って来てたって話してた
みんな死んでからも真面目だよね
オレだったら絶対バックレル

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154 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/14(日) 08:26:48 ID:4AaT4Lk20
落ちた。
と言っても、ほんの3メートルほど。
濃い色の瀬まで一瞬だった。
こもった水音と泡が満たす水中で、もがいた。
充分な水深はあったが、上下は分からなかった。
ザックの浮力で浮き上がると、頭では分かっていたが、
それをじっと待てるほど、冷静でもなかった。

水を大きく掻いた手から、抵抗が抜けた。
伸ばした手、肘から先が水面に出たらしい。
次いで、顔に空気を感じた。
口と鼻が空気を求め、少しの水と大量の空気が
胸に流れ込み、咳き込んだ。
目を開いた。

明るい光景が、はるか頭上に広がっていた。
田んぼと、村の鎮守様でも置かれていそうな、こんもりした山。
田んぼに張られた水は、青い。
稲は明るい緑色。
無様に落ち、水面に顔を出して頭上に見えたのが、それだ。
どれだけ驚いた顔をしているだろう。

俺の動きが止まった。
背中のザックに、水中へ引き込まれる力を感じた。
同時に、水面から引き出されるような力も。
頭上に見えている光景が、実は眼下にある。
不意に、そう気付いた。
はるか下の田んぼまで、落ちようとしている。
空中にぽっかり浮かんだ、大きな水の塊の中に俺は居る。

数メートル先の水面が弾け、水着姿の子供が空中に
投げ出された。
声はなく、たちまちその姿は小さくなり、はるか下の田んぼに
綺麗な丸い波紋が広がった。

背中のザックに引かれるまま、俺は水に潜った。
すぐ顔に空気を感じ、ザックの肩紐を乱暴に掴まれ、地面に
放り出された。
頬を激しく叩かれ、目を開くと、友人の顔があった。
一分以上も沈んだままだったという。

子供が落ち、波紋を広げた田んぼ。
もし、俺がもっと高いところから落ちていたら、一気に水を
突き抜け、俺も田んぼに波紋を作っていたかもしれない。

翌日、山で飛び込み遊びをしていて行方不明になった
子供の記事を新聞に見つけた。

俺が居た所から、数百キロも離れていた。
どこかの田んぼで、子供の死体が発見されたという記事は、なかった。

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159 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:13:15 ID:2vTtIcn10
知り合いの話。

彼の実家の山村に、歌う橋があったのだという。
夜中にそこを通りがかると、橋の下から軽やかな歌声が聞こえてくるのだと。
彼自身はよくある怪談だと思っていて、まったく信じていなかった。

しかしある夜、彼も実際に歌声を聞いてしまった。
澄んだ女性の声が微かに聞こえてくる。
不思議なことに少しも怖くない。橋の下を覗いてみたが誰も居ない。

 坊やはどこかな? 坊やはどこ行った?

そういう呼び掛けを延々と、調子よく繰り返している。
変わった歌だなと思ったが別に害がある訳でもなく、橋を後にした。
その後も何度か、その歌を耳にしたという。

社会人になり村役場に就職した彼は、村の昔話を本にする仕事を手掛けた。
その時初めて、件の橋を造る際に人柱が使われたという話を知った。
人柱は女性だったらしいが、詳しい素性は伝わっていない。
・・・おそらく坊やが居たんだろうな。そう思った。

現在その付近には護岸工事が成されて、橋も新しく架け替えられた。
コンクリート製の新しい橋は、歌わなくなったと聞かされている。

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160 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:14:53 ID:2vTtIcn10
知り合いの話。

猟師をしていた祖父と、一緒に山に入っていた時に教えられたこと。

 どこにどんな木が生えているか、ざっとでいいから覚えておけ。
 見慣れない木がある時は近よるんじゃない。
 この山にはクビリの木というものがあって、これに捕まると首を括ってしまう。
 だから怪しい樹木、覚えのない樹木は、極力避けるようにな。

そう言われたのだという。

もっとも、木の区別がつく程の知識、俺には少しもないけどね。
頻繁に山に入ることはないけど、爺ちゃんにもっと話を聞いておけば良かったよ。
彼はどことなく寂しそうな顔をした。

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161 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2006/05/15(月) 01:16:02 ID:2vTtIcn10
友人の話。

彼女の実家は山奥深い村だ。
今は廃村となってしまったが、そこで奇妙な物を幾度となく見たという。

大きな家や寺に出向いた時には、襖をちゃんと閉めるようにきつく言われていた。
襖や障子をうっかり開けたままにしておくと、何者かが閉めに来るから。
ピシャッ!、と背後で大きな音がして驚かされるのだそうだ。
戸をピシャリと閉めることからか、それはトッピッシャンと呼ばれていた。
これに出くわすと、風邪を引いたりして具合が悪くなるとも聞いた。

彼女も一度、トッピッシャンに遭遇したことがある。
音にも驚かされたが、同時に身震いするくらい体中が寒くなったらしい。
慌てて襖を引き開けてみると、廊下には誰も見えない。
ただ廊下の空気も、まるで真冬のように冷え切っていた。

ひどく気味が悪い思いをしたせいか、以後はきちんと戸を閉めるようになった
のだという。

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201 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 09:29:09 ID:g6fD0tAP0
虚弱体質で登山なんて夢だけど
チロリアン帽をかぶって登頂する人ってまだいるのかな。
ワンダーフォーゲル♪ヨロレイホー

202 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 10:37:36 ID:+PUEIOx90
チロル帽、チェックのネルシャツにニッカボッカ、キスリングのおじいちゃんはけっこういます。
単独行で健脚のことが多いです。いわゆる中高年登山とはまったく違う方々です。

それよりさ、「どこそこの山頂でスーツに革靴のサラリーマンを見た!」って証言が結構多いのに驚いた。
俺の仲間内でも3人いるし、山渓の投稿欄にも載ってた。つーか俺も見た。
地蔵岳の山頂でうまそうに生茶飲んでた。あんた何があった?仕事なのか?受け狙いなのか?

230 :本当にあった怖い名無し :2006/05/20(土) 01:04:16 ID:aX32QNQb0
「スーツで登山」どころか「ハイヒールで登山する女性」
も結構いるらしいって話を聞いた。
ロープウェーとかがあるところじゃなくて、自分の足で
しっかり歩かなきゃ辿りつけないような山で。

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204 :本当にあった怖い名無し :2006/05/19(金) 15:35:24 ID:N2WsqHYW0
まとめか過去スレで読んだんだがコロビの話って漏れが聞いたのとちょっと違う。

うちの爺さんの田舎は四国の山ん中で、子供のころに結構大きな山火事が発生したらしい。
火の手は相当に強かったらしく村の衆はなすすべなく見守るほか無かったと。
村では段畑に新しい作物を植え始めたばかりで、その畑を気にした若いモンが
様子を見に行ったということだ(本当は危険すぎるのでやっちゃいけない)。

しばらくして戻ってきた若者は青ざめて他の村人に支えられなければ歩けないような有様だった。
山の中から四つんばいでガクブル状態で逃げてきたようだった。
その若者は村人からなだめられやがて落ち着くと、
「コロビが近くで啼いていた。俺のすぐ近くだ。だから火事はおさまるだろう。」
という意味のことを年寄り連中に言っていたらしい。

年寄りは神社の宮司にあわてた様子で話しに行き、宮司は苦い顔をしたそうだ。
しばらく待つと本当に火事は嘘のようにおさまり作物も無事だったが、村の大人は
一様に硬い表情のままだったという。

数日後、村の有力者の家に爺さんが遊びに行くと一番の別嬪になるといわれていた娘が
きれいな着物を着せられてご馳走を食べていた。
爺さんが料理をつまみ食いしようとするとその場にいた大人から厳しく叱責され、
爺さんの両親は泣きながら謝りに行ったそうだ。

また数日後、爺さんが父親と道を歩いていると大人でも入りそうな大きさの甕を
担いだ人足と宮司、それと先ほどの村の有力者が行列のようなものを組んで
火事のあった山のほうに進んでいった。
それ以来、娘さんの姿を見ることは無く、娘の両親も姿を消した。
大人に聞いても
「奉公に行った」
「行った先で気に入られて幸せに暮らしている」
と、言うような話しか聞けなかったらしい。

ちなみに爺さんはその娘が初恋だったらしいw

これでどんどはれ

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239 :本当にあった怖い名無し :2006/05/20(土) 18:21:30 ID:2sROl7VWO
小さい頃、父親と登山した。
山頂にはいろんな形の木の枝があり、面白いから持って帰ることにした。
ところが、最初はキャッキャ言いながら楽しく下山していたのに、
途中から背後にずっと人の気配を感じて、怖くて涙が出てきた。
私は父親に大泣きしながら
「誰か何人もついて来てる。でも振り向いても誰もいない。」と言った。
子供ってそういうのわかるっていうし、多分本当に良くないものが後ろにいたんだと思う。
麓に着いてから、父親が
「きっと勝手に木の枝持って来たから山の神様が怒ってるんだよ。枝は置いて帰ろう。」
と言った。
枝を置いて来たら嘘みたいに気配がなくなった。
山には絶対神様がいると思う。

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242 :本当にあった怖い名無し :2006/05/20(土) 22:17:32 ID:VlSKNX/Q0
小さい頃に夏休みで秋田にある母の実家に遊びに行った時、
雨が降らず困った村の農家の人方が、山奥にある雨の神様の祠を掘り起こして頼む事になったんです。
おもしろそうなので私も行きました。
軽トラで山道を大分走った記憶があります。
車が入れない道まで来てそんなに歩かなかったと思うのですが、
目的地は木々に囲まれてぽつんと土が茶色く剥き出しになった場所でした。
着いて早々に大人達がスコップで土を掘り始め、
その中から石や岩が出てきてその一つ一つを組み上げていき祠を建て、お供え物をして祈願して終わりました。
何かつまらなかったと思いながら帰る途中の軽トラの荷台で、
スコールのような雨がザーっと降り始め、家に着いた頃に止みました。
その日の天気予報は0%の晴れ予報。次の日も晴れ予報だったんですが、半日雨が降りました。
その時ほど神様の存在を信じた事は言うまでも無く、不思議な体験でした。

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248 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/21(日) 08:18:51 ID:W8KeMOot0
穂高から上高地へ降り、バスを乗り継いで
松本まで戻る予定だった。
斜面に沿って刻まれた道路を走る。
窓の外、並行するように走る道路が見える。
尾根を回る都度、近付き、遠ざかり、交わっては離れる。
頑丈なコンクリート製の道路だ。

疲れと眠気。
ぼんやりしていた頭の中で、何かが弾けた。

あれは新道じゃないか。
こっちは旧道。
新道が開通し、旧道が使われなくなってから、どれほど経つのか。
窓から見えるのは、間違いなく新道だ。
俺が乗ったバスは、旧道を行く。
他にも客は居たはずだが、実は覚えがない。

落石がある。
ひび割れもある。
放置された道路はいたんでおり、バスはひどく揺れた。
俺は何もできず、ただバスに揺られている。

やがて、新道と共用のトンネルにバスは入り込んだ。
出口が近付き、白い光に包まれ、トンネルを抜けた。

新道が遠ざかり、落ち葉の下の石を前輪が拾った。
バスが大きく揺れると、俺は道端に立っていた。
揺れた時に、前の座席を掴もうと伸ばした手の形そのまま、
俺は道端に立っていた。
ザックは足元に転がっている。
呆然としながら、乾いた夏の光の中、妙なことを考えた。
バス代、返せよ。

歩き始めてすぐ、タクシーが近付き、止まった。
ドアを開き、運転手が伸び上がるように声をかけてきた。
「松本まで、お代はいいですから、乗って下さい」
ルームミラーで運転手と目が合ったが、彼は黙って車を走らせた。
ほんの数分で、道端に男の姿を見つけた。
運転手はさっきと同じように声をかけ、その男が乗ってきた。

走り始めてすぐ、運転手が話し始めた。
「今日あたりかなと思って、それで走ってたんです」
相乗りしている男と俺は、顔を見合わせた。
「本当、すみません、よく言っときますんで」
無線機が声を発し、運転手はマイクを手に取った。
「ふたりです」
無線でのやり取りは、それだけだった。
涼しいタクシーの中、全員が黙っていた。
荒れ果てた旧道は左側、斜面に沿って続いている。

松本駅に到着すると、運転手は少し待つよう俺たちに言い、
どこかへ行った。
やがて、多くの土産物を入れた袋を両手に提げて戻った運転手は、
俺たちに袋をひとつずつ渡しながら、またおいで下さいと笑い、
タクシーに乗り込むと走り去った。

いつかあの旧道を、最初から最後まで、歩いてみたいと思った。

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257 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2006/05/22(月) 00:00:24 ID:FwRW4gSG0
ぱ、という小さな乾いた音を感じた。
聞こえたのではなく、空気の震えを感じた。

目の前を何かが横切り、地面に落ちて転がった。
小さな鳥だ。
白い羽を散らし、激しく回転しながら、褐色の鳥が
地面でもがいていた。
空中に散った白い羽は、腹部の羽毛だ。

鳥はすぐに動きを止めた。
スズメほどの大きさで、掌にすっぽり収まった。
頭をぐったりと落とし、くちばしが大きく開かれている。
荒い呼吸に、小さな白い腹が大きく動いていた。

ぱ、と振動を感じ、掌が震えた。
小さな腹から白い羽が散り、鳥は今度こそ動かなくなった。
手の中、くちばしと目が閉じられた。
最初は空気銃かと思ったが、これは明らかに違う。
見回したが、人影はない。
突然、落ちて死ぬ鳥を、前にも見たことがあったが、
それとも違うように思えた。

せめて埋めようと思い、しゃがんだ。
鳥の死骸を置くと、もうそこに蛇がいた。
迷いもなく、蛇は鳥に近付いた。
2メートルはありそうな、白い蛇だ。
こいつか、と思った。

蛇が鳥を呑み込むのに、5分とかからなかった。

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あとがき
個人的には全裸隊氏の話の雰囲気好きだなぁ
和む?いやちょっと違う。何だ

以下ぼやき。よって略
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もらったコメントを見て思ったんだけども
ここ見てる人って平均年齢高くない?
ちなみに俺は24ね
まだまだ若いはずなんだけど・・・
キモいなとは思いつつも「頑張れ俺」とつぶやくことが多いなぁ

ここで俺のモットーを
・疲れてるのは皆一緒だ
・等価交換(何かを得るためにはry
・出来るか出来ないかじゃなくて、やるかやらないか

皆頑張ろうぜ!山登りにでも行くかい?w
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  • 2006年05月24日 23:48
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  • 2006年05月25日 12:58
  • [ 編集 ]
 

全裸隊氏の話いいですよね~短編集とかあったら買っちゃう
不思議な出来事に対する寛容さとか優しさが文章に滲み出てる
私もこんな風にその時々に正しい対処ができるようになれたらなぁと思ったり

  • 2006年05月25日 15:21
  • 21歳♀ #-
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赤毛さん、鋼(ry じゃなくて、スターウォーズ好きですか?

  • 2006年05月25日 19:39
  • そのモットーは! #Jy816MOA
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