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イスラムの神話

イスラムの神話

1 :天之御名無主 :02/11/21 23:47
世界でいろんな意味で注目されるイスラムですが、
イスラムの神話というのを聞いたことがありません。
イスラムの神話ってあるんですか?
イスラムの神話について語りましょう。

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7 :天之御名無主 :02/11/22 14:49
コーランより、イブリース堕天のおはなし

アッラー神は、人間を泥から創った。その前に炎からジンを創った。
そして天使たちに向かってこういった
「私は人間を完全に形作った。霊を吹き込んだら、あなたがたは人間にサジダしなさい」
天使たちは、イブリースを除きいっせいにサジダした。
神「イブリースよ、あなたが一緒にサジダしなかったのは何故か」
イブリース「泥で作った人間にサジダするようなことはできません」
神「ここから下がれ。あなたは呪われている。この呪いは審判の日まであろう」
イブリース「主よ、かれらが蘇る日まで私を猶予してください」
神「わかった」
イブリース「私は地上で彼らを迷わせ、必ずすべてを迷いに陥らせましょう。
彼らの中であなたに清められた誠実なしもべのほかは」
神「この我がしもべの道こそ、私への正しい道である。あなたに従って邪道に
それるような者をのぞき、あなたは何の権威を持たない。
地獄こそ、かれら凡てのものに約束される場所である。それは7つの門がある」

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42 :天之御名無主 :02/11/25 00:59
みなさん、アラブばかりを相手にしてるけど、
ペルシャやトルコの神話ってないの?


45 :山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/11/25 10:21
>42
「王書」(シャー・ナーメ)の一部が岩波文庫から出ています。


52 :山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/11/25 17:28
昔。天山山脈のふもとに住んでいたトルコ族はモンゴル族に敗れ、王族
は山々に囲まれたこの世の果てエルゲネコンに逃れた。
それから数百年。力を蓄えたトルコ族は復讐のために外に出ようとした
が出口が分からず果たす事が出来ずに居た。
そこで鍛冶屋の進言に従って鉄の山を七十人がふいごで吹き起こした火
で溶かし、脱出した。だが今度は道に迷ってしまった。
するとそこに巨大な狼が現れて彼らを背中に乗せて運んだ。そうして草
原にたどり着いた彼らは見事モンゴル族を打ち破る事が出来たのだった。


55 :天之御名無主 :02/11/25 19:17
それって、今のトルコ共和国に伝わる伝説?
それとも中央アジアとかのトルコ系の伝説ですか?


56 :山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/11/25 22:04
>55
中央アジア方面のもののようですが、小アジアにもあるのかも。


57 :天之御名無主 :02/11/25 23:42
>>55
イスラム化してイラン・小アジアに移住したトルコ人には
狼とは別に「オグズ・ハン」という人間を始祖とする説話があります。

預言者ムハンマド以前の時代のこと。
ノアの息子ヤペテの子孫にあたる遊牧トルコ人の部族長の息子オグズは
多神教徒の両親から生まれたにも関わらず生来の一神教徒で、
ひそかに真の唯一なる神アッラーを信仰して成長した。
オグズが立派な大人になると、
彼の父は息子に妻を与えて独立させることにする。
ところが美しい娘を娶わせてもオグズは見向きもしない。
実は、初夜の晩にオグズは新妻に
「お前が真の唯一神を信じなければ妻として認めない」と言いつけ、
それに従わなかった多神教徒の妻は同衾すら許されなかったのだった。
そこで父は二人目の妻を与えるが、
彼女はオグズと同じ、生まれながらの一神教徒だったので、
オグズはたちまち彼女と仲むつまじい夫婦となった。
これを恨みを持った最初の妻は、オグズの父のところに行って
夫が実は一神教徒であることを告げ口する。
息子が部族の神を信じないことに怒った父は息子に戦争をしかけるが、
正しい神を信じるオグズが勝利を収め彼がトルコ人のハンとなった。
のちにイランに移住した二十四氏族からなるオグズ部族は、
このオグズ・ハンの二十四人の息子たちの子孫なのである。

>>56
トルコ共和国では「灰色の狼」は民族主義のシンボルで
小アジアで狼の子孫という話を有難がってるトルコ人は
民族主義者、とくに大トルコ主義者の右翼です。

ところで>>52の話はラシード・アッディーンの『集史』版の
モンゴルの始祖説話じゃないでしょうか?
ただし『集史』の話には狼は出てこないですが。
トルコ系の突厥やウイグルの始祖説話にも
いくつかバリエーションはあるけど岩を割った話はなかったと思います。


59 :山野野衾 ◆W7NDQJtGoM :02/11/26 00:04
>58
類話でしょう。中央アジアの某国を鉄で覆った話ならイランのアレク
サンドロス伝説にみられる。


71 :天之御名無主 :02/11/27 12:53
>>57
するとトルコ共和国の神話というのは
オグズ・ハンの話ということになるんですか。


72 :57 :02/11/28 00:21
>>71
紹介しておいてこう言うのもなんですが、
中世の年代記で語られた説話なので
今のトルコではもう語られてはいないかも…。
オグズ部族が解体して久しいですから。

ともかくオグズ・ハーン物語以外にも、
トルコには英雄叙事詩が数多くあるようですね。
小アジア移住時代に題材をとったものが多いようです。

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62 :天之御名無主 :02/11/26 16:17
イスラーム4大天使と言えばジブリール、ミーカール、イスラーフィール、
イズラーイールの4人なわけだが。

他に有名な天使っていたかしらん?
あ、もと天使筆頭のイブリースもいたな。


63 :天之御名無主 :02/11/26 16:21
知らないんだったらそりゃ有名じゃないんだろう。


66 :天之御名無主 :02/11/26 17:07
>>63
禿同&ワラタ


70 :天之御名無主 :02/11/26 22:50
>>62
ムンカルとナキル。墓の中にある死者に煉獄の責苦を与えて
死者の罪を最後の審判の日の以前にあがなわせる天使。


75 :天之御名無主 :02/11/30 17:00
>>62
みんなあえて書かないのだろうが、ハールート&マールート。
人間の女の色香に迷って堕落した天使。

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73 :天之御名無主 :02/11/28 00:24
そういや中央アジアの神話伝説って日本じゃほとんど知られてないような。
もっとだれか色々教えてー。


77 :天之御名無主 :02/12/01 02:17
>>73
そもそも中央アジアに神話・伝説ってあるの?。
中央アジアって、結局トルコかモンゴルってことなんでしょ。
そんなのに神話とか伝説ってあるんかいな???
あっても残ってないでしょ、そんなの。


78 :天之御名無主 :02/12/02 21:21
>>77
ほとんどがイスラムか仏教を受け入れてるからねえ…。

昔話や英雄物語の類なら口承で豊富に残っていそうだが。


79 :天之御名無主 :02/12/02 21:34
つーか、アッラーの他に神は無し!って宗教だから
イスラム神話イコール、アッラーのお話
なんじゃ・・・。
零落してジンになった元神様はいるかもしれないがそれじゃシンワじゃなくてジンワだしW

要はコルアーン読めばいいんちゃう?

てことでこのスレ終了?


81 :天之御名無主 :02/12/03 03:59
殉教者の魂は、
天国に住む緑色の小鳥の魂となり、
天国の樹の実を食べながら
最後の審判までの時間を過ごします。

ちなみに殉教者には、
戦争で死んだ者だけでなく、
アクシデントや疫病などで
亡くなった者も含まれます。


82 :天之御名無主 :02/12/03 04:00
その他、
メッカの巡礼でめぐる各所には、
それぞれ神話?があります。


90 :天之御名無主 :02/12/03 17:55
コーランを著作?年代順に、

メッカ前期
メッカ中期
メッカ後期
メディナ期

に分ける考え方があります。

この内のメッカ中期は、
広義の神話が複数紹介されていて
おもしろいです。

先に上がっているマールートものや、
ズー・アルカルナイン、
魚を探しに行く話、
アレクサンダー伝説、
聖書説話の異伝?
ソロモンの話

などがあります。


95 :天之御名無主 :02/12/05 09:59
イスラムの神話がコーランだけ
っつーのは限定が厳しいような気がするにゃ。

たとえば、メッカの巡礼の各要所
(立ち所、ザムザムの井戸、サアイの回廊、3本の柱)
にまつわる神話?は、コーランに言及はないよ。

コーランだけだとリソースとして
少なすぎるから、
イスラム教を発展させるとき、
いろんな要素を飲み込んでいったわけ。

あとシーア各派の神学、スーフィーズム、聖者崇拝の範囲まで
視野を広げると、非常に神話?的な要素
が豊富に散見されますぜ。

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110 :天之御名無主 :02/12/08 02:01

イスラムの教えで「ジバード」というのを聞いたことがある。イスラム布教
のためなら、異民族を根絶やししても良いという戦争正当化の教えとか。

「ジバード」について詳しい人、この定義と由来を語ってくれないか。


114 :ジハード1 :02/12/08 10:43
イスラム教の現在の多数派はスンナ派ウラマーのイスラムです。
このスンナ派ウラマーのイスラムでは、
大部分の「宗教の掟(シャリーア)」は
ウラマーたちの漠然とした合意というような
形で形成されます(ウラマー=イスラム法(シャリーア)の専門家)。
ちなみにこのイスラム法は成文法ではないです。

しかし「全イスラム世界ウラマー会議」のようなものは、
存在しません。存在したこともありません。

各時代に影響力のあるウラマーがおり、
そのウラマーの見解が流布していったということだと思います。

なんかいい加減のようにも見えますが、
変転を繰り返す現実に対応するための、
イスラム教なりの方法なのだと思います。

はてさて「ジハード」も、
変化を経験した掟の代表例だと思います。

まず語源の説明から。

簡単にいうと

「努力」

です。

そして預言者のムハンマドは、この「ジハード(努力)」
という言葉で、「軍事的な戦い」を意味していたこと
は間違いないと思います。

ただ、露骨に「戦い」という言葉を使うと下品?ですので、
「努力(ジハード)」という言葉で「戦い」を暗示したのだと
思います。

預言者のムハンマドは主にメッカ勢力と激しい紛争を
行っていたので、
その時にメッカの多神教徒への攻撃を激しく煽る文言が、
コーランに含まれているのは、
間違いありません。
これがアルカイダなんかに悪用されて議論を呼びました。

歴史的に見れば、
これらコーラン中の過激?な文句は、
メッカの異教徒等に限定されたものです。

宗教的にみると、
これは様々な解釈が出てくる訳です。

さてさてコーランの内容がそのまま
イスラム法(シャリーア)になるのでなく、
あくまで最も重要な源(法源・ダリール)なのです。
この変がちょっとややこしいです。
礼拝の回数などコーランには複数の記述があり、
どれを選ぶかは後世の解釈が必要なんですな。

で、ジハードですが、
イスラム法でいう、ワージブ、すなわち、
「やらんといけない行為」に分類されました。

でこのワージブは、
「集団に課されたワージブ」と
「個人に課されたワージブ」に分けられまして、
ジハードは「集団に課されたワージブ」です。

すなわち、
ある共同体の、
成年男子でかつ自由人(奴隷でない)で、
心身共に健康で、軍隊に参加する手段を持っている者に、
課された義務なのです。

そして全世界がイスラム教を受け入れるまで、
継続されなければいけません。

1年に一回実践すれば、ないしその準備をすれば、良い
とされていました。

ただし現在の大部分のウラマーは、

「全世界がイスラムを受容するまで
イスラム教徒はジハードを継続しなければ、
いけない」、

などと考えもしてしないでしょうし、
一般信徒にそうしれ!と語っているわけでは、
ないと思います。

一般的な解釈では、
イスラム教の教えを守ることに必要とされる、
個人的な「努力」のことを「ジハード」だと
みなしているのだと思います。

先の以前のシャリーアの
「全世界をイスラム化するまで ----- 」
のジハード解釈は、昔のウンマ拡張期、
ないし、たとえばビザンツや遊牧民などとも
領土紛争を持続的に抱えていた時代の要請に解釈したものだと
思います。

しかし「個人の内的努力」としての
「ジハード解釈」は全てのイスラム教徒に
十分に行き渡っているわけでなないようです。

コーランそのものにメッカの異教徒達との
戦いの時に発せられた、
激しい息づかいの感じられる言葉が
含まれている事は否定できません。

そしてこれをテロリストなどのゴロツキ等が、
純粋な信者を洗脳しだますために利用している
ことは否定できません。

こういった悪弊を排除するため、
一般のウラマーが一致して、それらの揮発性の高い章句の
解釈を定めて、一般信徒に認知させる努力は、
必要なのではないかと思います。

といってもイスラム教徒の数は、10億とも13億ともいわれ、
大変な作業であり、完全を期することは難しいですが。

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122 :天之御名無主 :02/12/08 12:25
>>121ジハードさん
とてもためになりました。m(_ _)m
ふと思ったのですが
イスラム教ってもしかしたら
ユダヤ教やキリスト教が生まれなかったら
イスラム教自身も生まれてこなかったかも知れないと。
つまり、イスラム教ってユダヤ・キリスト教に対する
バランサーとして生まれたスサノオのような兄弟という気がしました。


123 :121 :02/12/08 13:19
> イスラム教ってもしかしたら
> ユダヤ教やキリスト教が生まれなかったら
> イスラム教自身も生まれてこなかったかも知れないと。

そう思います。
特に「来世」関連の思想は大きいと思います。

> ユダヤ・キリスト教に対するバランサー

キリスト教ほど、ユダヤ教との関連は濃くない
感じはしますが、
普遍性を持たないユダヤ教に変わり、
かつ当時のキリスト教ほどギリシア臭くない中東的1神教の
需要は少なくなかったかも、と思うことはあります。

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128 :スタンバイOK代打教師 :02/12/14 21:40
時の初めに至高者アッラーは「火」を創りたまい、これを地球の中へ入れ、
七つの異なった層に閉じ込めたもうたのであるが、これらの層は
それぞれ上から下に続くように配置されていて、各層の間は、
人間の測り方によれば千年を要する距離があったのだ。

アッラーは第一の「火」の層をジャハンナムと呼びたまい、
第二の層をラザーと呼ばれた。
第三の層をエル・ジャヒームと呼びたまい、ここに悪魔ヤージュージュと
マージュージュを閉じ込められた。
第四層はサイールと名付けられて、ここに、かの反逆天使の首領、
イブリースを住まわせたもうた。
第五層はサカル、第六層はフタマ、第七層はハーウィヤとそれぞれ
名付けられた。

いずれの層も大体似通った構造のものである。
第一層のジャハンナムには、その数七万を下らぬ火の山々があり、
この山々はそれぞれ七万の谷を納めている。各々の谷は七万の都を納めている。
各々の都は七万の塔、各々の塔は七万の家、各々の家は七万の腰掛を納めている。
この各々の腰掛は種々様々な拷問と刑罰の仕掛けを蔵していて、
そぞ種類や、烈しさ、継続期間はアッラーのみご存知なのだ。
そして、この第一層が最も燃ゆること少ないのであるから、他の六つの層の責め苦は
想像がつかれるであろう。

アッラーが「火」より創りたもうた最初の二つの生き物は、二名の魔神(ジン)であって、
アッラーはこれを御自分専用の衛士となされ、二名はそれぞれカリットおよび
マリットと命名された。
そして一名に獅子の形を与え、他の一名に狼の形を与えたもうた。
そして獅子には雄の器官を、狼には雌の器官を与えられたのだ。
アッラーはカリットとマリットを性的に交わらせ、その媾いから、竜や、蛇や、
蠍や、臭い獣などを産ませ、これらを地獄に堕ちた者どもの刑罰のために、
例の「七つの層」に移植させたもうたのだ。

次いでアッラーは、カリットとマリットに二度目の媾いを命ぜられ、
七人の男子と七人の女子を産ましめたもうたが、この子らは忠誠を守りつつ成長した。
彼らの中の一人は模範的な品行によって、最も輝かしい前途を期待されたので、
至高者はこれを天使長に任ぜられた。
彼こそは、まさにイブリースという名の男であった。
けれども後に、彼はアッラーから、アーダムの前に平伏するようにときつい御達しが
あったにも関わらず、その命令に服さなかったので、その際、彼を支持した全ての者とともに
地獄の第四層に投げ込まれてしまった。

地獄に男女の悪魔どもを繁殖させたのが、イブリースとその後裔なのである。
他の魔神の子らはどうかと申せば、彼らは依然として忠誠を守りつつ、互いに結び合って、
魔神たちを子に設けたのであるが、これがすなわちアファリート、マーリド、
グール、コトロブ、サアル、バハリなど、あらゆる種類の精霊たちなのである。

魔神の国(ジンニスターン)の土地は、そこを帯の如く囲繞するコーカサス山の
雪によって絶えず冷やされている。
さもなくば、この土地は地下の火のために、住むに堪えられぬであろう。
この土地はまた、七つの段階よりなっており、この段階は怪力を具えた一人の魔神の
両肩に据えられている。この魔神は岩塊の上に立っており、その岩塊は一匹の牡牛
<クジャタ>の背に据えられている。この牡牛は一匹の巨大な魚<バハムート>に支えられ、
この魚は「永遠の海」の表面を泳いでいる。

「永遠の海」は底に地獄の最上段を持ち、これがその七つの層とともに
一匹の巨大な蛇の口の中に納められているが、この大蛇は審判の日までは
身動きもせずにいるだろう。その日になるとこの大蛇は、最終的な御判決を
宣したもう至高者の御前に、その口から地獄とその納めたるもを吐き出すことになるだろう。

以上がすなわち、手早く要約した、魔神精霊の起源と歴史、地球の生成なのである。

ソースは『千一夜物語』でございます。
マルドリュス版第355~373夜「地下の姫、ヤムリカ女王の物語」より、
ちょこちょこ抜き出しました。
人間の王子ブルキヤが、預言者スライマーン(ソロモン)の墳墓の地である
「七つの海の島」を目指す旅の途中、魔神達に出会い、魔神の君主の一人である
サフルの語ったのが、上記のモノです。

コーカサスは、魔神の都の首都のある場所、と描かれています。
古代アラビア人にとって、果てし無く遠く神秘な場所として想像されたんじゃないでしょうか。
中国で、崑崙山に仙境があると考えられていたように。

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176 :天之御名無主 :03/02/06 22:59
天使の心臓の象徴としてリュートが出てくるんですね。
でも、リュートってヨーロッパの楽器じゃなかったでしたっけ?
実際はリュートの先祖の楽器ウードだったのかな?


177 :天之御名無主 :03/02/07 02:05
リュートは西南アジア(アラビア/ペルシャ)周辺のウード(ud)(木の意味)という
楽器が起源といわれています。ウードの原型は紀元前19世紀ごろには
すでに存在したともいいます。そして紀元前8世紀ごろイランに伝わったらしい
のですが、9世紀ごろムーア人(アラブ人やベルベル人)が侵攻してきたことによって
イベリア半島に伝えられたといわれています。
また、1096年から7回(200年間)にわたって中近東に攻めてきた十字軍が
ヨーロッパへウードを持ち帰り、普及させたともいわれています。
一方、東方へは紀元前3世紀ごろ中国~モンゴル(ピパ)~日本(琵琶)へと伝わりました。
ギターが単弦化されて現代まで広く普及したのに対して、リュートは
15世紀中頃から約200年間(バッハの時代まで)栄えた後、
世間ではまったく忘れられてしまいました.....。

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207 :天之御名無主 :03/06/30 04:30
旧約、新約、コーランと読んだわけだが、成立年代の関係からか、
コーランが一番矛盾が少ないと感じるのだが、どうだろう?

もちろん3つとも突っ込み所満載なので面白い。
学者に言わせると、成立時に各種の寓話や先行文献(新旧)と
当時の道徳+法令を併せた事で、矛盾が出てしまったと考えているそうな。

あと注意事項としては、信仰を排除して意見をする事。
意外と西洋史観や日本的な考え方に自分自身がドップリ漬かっている事に気が付けますよ。
悪い事ではないですが、
検証の邪魔になる事、先入観として冷静な観察が出来なくなる弊害が起こります。


208 :天之御名無主 :03/07/24 10:47
>>207
たしかにコーランが矛盾、一番少ないかも

>あと注意事項としては、信仰を排除して意見をする事。

これ、実際のところ結構難しいよね
具体的に信仰を排除するってどうすればいいのかなあ
ところでコーランの「神話的」なエピソードってどれが強力?
天馬ブラークとかか?

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287 :天之御名無主 :05/02/20 20:13:41
イスラム世界には妖怪とか幽霊とかいるのかな。
アッラー以外には超自然的な存在はないのかな。


288 :天之御名無主 :05/02/20 20:27:13
コーランに「ジン」の章があるので、
日本語で言う妖怪に当たるジンは存在することになってます。
また、「天使」の存在は信じなければならないとされています。


289 :天之御名無主 :05/02/21 19:00:06
「イスラーム世界」にはグールとか幽霊もいるよ。
もっとも正統派信仰的には幽霊はNGらしいが、土俗レベルで存在する以上
イスラーム世界に幽霊はいるとしなければならないでしょう。

まあ、何が正統かは相対的な問題だが。


292 :天之御名無主 :05/02/27 20:32:24
イスラムの神学諸派の見解では、
「神」は万物から完全に超越した唯一固有の存在者であるため、
被造物である人間には、感覚的、物理的に
直接認識、感知、理解することは不可能とされています。

そのため、神」からの意志を人類に伝達する場合、
仲介者となる「天使」の存在が必要となります。
この、「天使」の仲介を経て「神」からのメッセージを授受・預託された人物が「預言者」です。
さらに「預言者」のなかで特に天啓の法を人々にもたらす使命を受けた人物を「使徒」と称します。

イスラムの信仰告白の文句に、「アッラーの他に神はなく、ムハンマドは神の使徒なり」とありますが、
ムハンマドを神の使徒と認めることは、天使による媒介も認めることも含まれるため、
ある意味天使の存在も認めることになります。
コーランや預言者ムハンマドの言行録(ハディース)などでは、
天使ガブリエル(ジーブリール)が再三現れては
ムハンマドの前に啓示を下していたことが記されています。
たいていはムハンマド以外に天使の姿は見えない場合が多いのですが、
稀に天使がムハンマドに啓示を下している姿を
かいま見た、という伝承もあるようです。


293 :天之御名無主 :05/02/27 20:48:26
「ジン」は炎から作られたとされ、天使や悪魔の同族、「妖怪」「精霊」の類とされています。
人間の霊魂は死後、ムンカルとナキールという天使がやってきて死者に生前の行いを詰問し、
不信仰な人物には罰を与えるとされています。
審判の日を迎えるまで霊魂は肉体とともに墓の中で
神の監視のもと待機していると考えられているため、
「幽霊」というものの伝承はほとんどみあたりません。

死者が生者の前に現れるのは、ほとんどの場合、「夢告」のかたちをとります。
何かの行動を起こすとき、
「預言者ムハンマドが夢に現れてこれこれの指示を与えた」という話は、
巡礼の動機から戦争、決起などの口実として通時代的に現れる文句でもあります。
誰それの墓廟を参詣して
その夜に墓廟の被葬者が夢に現れてお告げを下したりという話もよくあります。

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294 :天之御名無主 :2005/03/21(月) 20:51:41
イスラムに呪いってあるのかな?
わら人形みたいな個人を呪うような習慣。


295 :天之御名無主 :2005/04/23(土) 15:01:31
>>294
端的に言えば「呪い」のたぐいはある。

コーランでも不信仰者に対して神による呪い(la?na)が出てくる。
アラビア語やペルシア語など文献では
「そのとき神の使徒(ムハンマド)―神が彼に平安と祝福を与えますように―が言った...」
というように、人名や地名のあとに祈願文が付ける慣習があるのだが、
これの一種として呪いの言葉を付ける場合がある。

例えばスンナ派を奉じる人物がシーア派の人物を罵るとき、その人名に
「不信仰者である某々―彼に呪いあれ―は卑怯にも某所を攻め込み...」のような
言い方をする場合がある。呪いの内容としては神その某を懲らしめとして呪ってくれる
ことを祈願する体裁をとる。
十字軍の時代の文献にも十字軍として侵攻してきた西欧の諸王について述べるときも
「イングランド王―神が彼を呪いますように―の戦争についての章」
という表現もみられる。

日本のわら人形のように器物を使った呪いについては、
イスラム時代以前から知られている。紀元後でもメソポタミアやシリアでは
泥人形にひもをかけたものや、呪文をびっしりと書かれた器を地中に埋められていた例がある。
一方コーランではではひもの結び目をつくってそれに息を吹きかけて呪う老婆について記述がある。
呪術師が神以外のジンや悪魔を召還して相手を呪ったり、あるいは呪物を身につけさせたり
相手の近くに置いたり飲ませたりということが伝えられている。

しかし、預言者ムハンマド自身ユダヤ教徒に呪いをかけられたことがあり、
イスラーム世界では呪術は多神教信仰とならんで大罪とされ、原則非難されるもの
とされている。

トルコ土産の「メデューサの目」のような魔除けのたぐいも呪術の一種で、
商売繁盛や縁結び、仲違い、病気や発狂、致死の呪いがあるようだが
この手の分野の研究は未発展のままの状態にある。

ただ、病気の快癒や旅の安全などにコーランの章句を唱える場合がよくあるが、
これは普通ムスリムでは「呪術」と見なされていない。

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318 :天之御名無主 :2006/10/26(木) 22:41:15
どちらかというと伝説になるけど・・・

妻サライはアブラハムとの間になかなか子供ができなかったので女奴隷ハガルを夫の側女とした。
やがてハガルは身ごもりイシュマエルが産まれた。このときアブラハムは86歳。
このイシュマエルの子孫がアラビア人となる。
後に正妻のサライも身ごもり、イサクが生まれ、子孫は後のユダヤ人(イスラエル人)になった。
そんなわけでイスラエルが建国する以前は
アラブ人とユダヤ人は互いを兄弟のようなものだと考える人もいたらしい。

あとアブラハムは主にイサクを連れてモリヤの地でいけにえにささげて礼拝するように言われた。
これはイスラームとはあまり関係がないので以下略
弟だけを連れて行くのは兄がかわいそうだなので
兄のイシュマエルは今のメッカのあたりに連れて行って礼拝をした。
その後が巡礼の地、カーバ神殿となっている。

ひとに聞いた話なのでソースはなし。
牧師さんがいってたからイスラームにはこんな話はないのかもしれないが。

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