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日本の妖怪について語り合おうと思うスレ

日本の妖怪について語り合おうと思うスレ

1 :鵺 :2005/10/08(土) 11:33:11
このスレで思う存分妖怪について語り合ってください!(日本のに限定)
個人的に好きな妖怪は鵺です。

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17 :天之御名無主 :2005/10/08(土) 17:33:49
緑風荘って、すごいんだね。日本の政治家揃い踏み。
そうか偉い奴は、ここで運をつけていくんだな。
ざしきわらしの妖力で日本の政治は動いていたとは。

しかし平成20年までもう予約はいってんじゃないか。

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26 :天之御名無主 :2005/10/09(日) 16:49:25
磯釣りの帰り、函館の近くの漁師宿で地元の方に聞いた話です。
最近、台風が東北に多くくるようになったらしいのですが、まだGP
Sや気象レーダーの満足でない頃には、漁で時化た時や濃霧や夜にそ
れは音もなく現れるそうです。
見分け方があるそうで、それは白と黒に塗り分けられた美しい4本煙
突の姿をしていますが、汽笛もなければ、航跡の波ひとつ立てないの
でわかるそうです。また夜は赤緑の船灯が逆にみえるのもコツとか。
まちがっても声をかけたり、手を振ったりするとこちらに向かってく
るのでいけません。濃霧の中、光輝くように余りに美しい船体に見と
れていると、船を沈められるそうです。

地元の漁師がソレと呼ばれるのは青函航路客載車両渡船「洞爺丸」
(JTAP・3898.03トン)です。1947年(昭和22年)11月進水。戦後、
日本が国産で建造した最初の客船であり、日本復興の最初の一歩と
なる象徴的な客船でした。対ソ戦に備えGHQの指導の下、青函ト
ンネルが完成するまで北海道輸送に貢献したのです。定員一等44名、
二等255名、三等633名の計932名。車両甲板には2本の線路が敷かれ、
18両の貨車が搭載可能でした。

しかし昭和29年9月26日22時43分、洞爺丸は、台風15号(
マリー台風)のため函館港外で座礁・転覆し、死亡行方不明1155
名、生存者わずかに159名というわが国最大の大惨事になりました。
地元の方は今でもその姿を濃霧の津軽海峡で目にする事があるといい
ます。それは美しい船だそうです。恐ろしい位に。

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35 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/11(火) 21:51:34
九尾の狐は、『山海経』では青丘の山に住んで人を喰らうもの。
ダッキ=九尾の狐は、南北朝時代に成立した『千字文』の注によるものだと
言いますが、これは後で加えられたものだともいいます。
しかし、少なくとも『封神演義』よりは古い。
我が国では、院政期の『狐媚記』にダッキは九尾の狐であったと書かれてい
ますが、当時の宋では人を欺く人の事を「九尾の狐」と呼んでいたらしい。
それを大江匡房が故意に、或いは誤って記したものの様です。
ダッキ・ホウジ狐説は、覚一本『平家物語』や『十訓抄』に出。
室町時代の『臥雲日件録』になって、玉藻の前が登場しますが、現行の話と
なったのは近世になってからの様です。
松尾芭蕉以下の文人も那須を訪れていますよ。
飛び行くは 雲ばかりなり 石の上
・・・は、誰の作だったのか忘れましたが。

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54 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/14(金) 19:17:03
天狗は『宇津保物語』では山中で管絃の遊びをする存在でしたが、『源氏物語』
では木霊と並んで怪異なるものとされ、11世紀になってからの『栄花物語』
後篇では、仏法を妨げる存在となっています。
院政期には鳶の姿をしたバケモノとされ、鎌倉時代になる頃には、浄土に行く
ほど良くも無く、地獄に行くほど悪くも無かった僧侶のなれの果てとされ、良
いものは善天狗、悪いものは悪天狗と呼ばれていました。
悪いものになると、『源平盛衰記』や『太平記』で天下に大乱を引き起こす悪
魔として登場しており、説話の中でも、個人レベルで高僧を落としいれようと
して退散させられたり、逆に人に恩を返したりしています。
中世の天狗というものは、半人半鳥で、仏教と縁の深い魔怪と考えると良い。
そもそも、中世は仏教というか信仰の時代ですから、その時代に語られた妖怪
も、当時の仏教や社会に対する知識無しには理解出来ません。
妖怪だけ抜き出しての妖怪研究が無理というのは、何時の時代も同じですが。
鼻高天狗というのは、16世紀にイメージされ始めたものです。
それと、鼻と霊力云々はオカルト板向きの話題でしょう。

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60 :天之御名無主 :2005/10/14(金) 22:21:13
 天狗・・・。山海経では、猫のような狐のような姿に見えますね。
素人的に良く分からないのは、なぜ姿のイメージにこれほどの変遷
があるのに、漢字表記はずっと”天狗”のままなのでしょうか?

 うーん、間抜けな質問ですいません(--;)


61 :鵺 :2005/10/15(土) 10:13:39
天狗ってもともとなんらかの超常現象に付けられた名前なんです。だから
「日本書紀」にもこういう話が載っています。
「舒明天皇9年に流星が東から西に流れた。そのとき大きな音がした。時の人
は、流星の音だとか地雷の音だとかいっていたが、そうみん法師は、これは
流星ではなく天狗(あまつきつね)だ。その吠える声が雷に似ているのだ。
と言った」
こうみると、飛鳥時代の人は「天狗」に対して明確なイメージを持っていなか
った、と思われます。


62 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/15(土) 11:39:08
旻は、当時知識人として知られた留学僧で、古代史では著名な部類に
入る人です。『山海経』の天狗は、流星に似て轟音を立て、地に落ちる
と狗の姿になると解説されていますが、おそらく旻はこの記述を知っ
て「天狗」だと判断したものでしょう。
博識ぶったというより、留学僧としての知識を請われた結果か。
>もともとなんらかの超常現象に付けられた名前なんです。
単なる引用だと思われます。中国の史書には、天狗の例が多い。
『史記』にもほぼ同文がある。或いは目にしたのはこちらか。
それがどうして山の怪として出て来たのかは分かりません。
『聖徳太子伝略』は10世紀の書ですが、これには「天狐」とある。
後世につながる天狗とは、直接の関りは無いものと思われます。
ただ、旻より後の時代の杜甫が詠んだ詩の中に、天狗は猿に似た山の
怪として登場していますから、「山の怪」という作り物語のイメージは、
書紀では無くこちらに由来したものかも知れません。
日本では、それまでも嫌われていた鳶のイメージで捉えられたのでは。


63 :天之御名無主 :2005/10/15(土) 12:25:45
山海経にそんなこと書いてたっけ


64 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/15(土) 15:31:17
ざっと見てみましたが、西山経の三に、白首で狸に似るとあるだけの
様です。天狗研究で知られた知切光歳先生の御本に、「天門山に赤犬あ
り」として、やはり流星の様であったと書かれているというのを読ん
だ事があるのですが、たまにある逸文の類でしょうか。
今ある本を読んでも、確かに出て来ません。調べておきます。
なお、流星関係の話は古代日本では何度も出て来ましたが、天狗が口
にされたのはこの時だけで、結局根付かなかった様ですから、やはり
後世の天狗像とは直接繋がらないものと思われます。

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65 :鵺 :2005/10/15(土) 16:17:41
>>64
でも同じ漢字を使っているということが気になります。あと、もっと有力な
説が唱えられるように勉強しておきます。


66 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/15(土) 16:34:19
中国の「天狗」というのは、古典によって翡翠・猿から、人参や女仙まで、
色々なものが呼ばれていたそうです。中国史上における「狗」の意味を考
える必要がありそうですね。
『聖徳太子伝略』の天狐を、『類聚名義抄』は「てんく」と発音を紹介してい
ますが、平安中期には人死にに関る怪異を鬼の、人が死なない怪異を狐
の仕業としていましたから、狐に似て狐で無い怪異を示す言葉として天
狗が使用されたのかもしれません。
すると、『日本書紀』からワンクッション置いて杜甫や伝略を経由してそ
こから作り物語の「てんぐ」になったのか・・・。
呼び名はともかく、性質は従来の狐に風雅を加えたといったところ。
私も、貴方を見習って勉強しておきます。

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70 :天之御名無主 :2005/10/16(日) 17:16:49
雪女郎は裸だったのに、子供を寝かしつける夜語りの中で
気恥ずかしかった親たちが服を着せたという話を
信州で聞いたことがありますが、これって信州だけなんですか?
それとも他の地域の雪女も全裸なんでしょうか?


74 :天之御名無主 :2005/10/16(日) 21:49:58
>>70
明治初期の話で読んだのですが、東北で凍死体が見つかった場合、大体半分
が半裸、全裸状態でみつかったらしいです。寒いのになぜ裸のような姿でみ
つかるのか当時ではわからなかったでしょう。本では雪女に会ったのに違い
ないと村民は思っていると書かれていましたが、医学的には長時間の寒さの
限界を超えて、寒冷による血脈の衰えにより脳に異常が起き、精神錯乱を起
こした為ではないかといっています。異常状態で死んだ人体では、しばしば
エレクトした状態で見つかったり、臨死による精神興奮、錯乱状態を示す兆
候がみられる為、極低温による凍死体を学のない住民が発見した時にその異
常状態から雪女のような性的かつ怜悧な印象を凍死に関する経験的な妖怪伝
説として語り継いだのでしょう。


75 :天之御名無主 :2005/10/16(日) 22:03:05
>>70
法医学の分野では、凍死者が全裸状態で発見される事を矛盾脱衣
(paradoxical undressing)という異常行動であるとしています。
凍死者は時に着衣を脱いだ状態で発見され、これはアドレナリン
酸化物の幻覚作用によるとも,体温調節中枢の麻痺による異常代
謝によるとも説明されています。
また狭い空間に潜り込んだ状態(タンスの中や火のついていない
掘りゴタツの中など)で発見され,捜査員を困惑させることがあ
り、これも終末期の異常行動(hide-and-die syndrome)と呼ばれ
ます。

凍死と感覚障害の発生メカニズム

体温が35℃以下になると,戦慄や代謝亢進により熱産生を高め,
皮膚血管収縮により熱放散を抑制することにより,体温低下を
阻止しようとする。

失調期(33℃前後):感覚障害や運動機能の障害が起こる。

麻痺期:32~33℃から自律神経系の麻痺が始まり機能が低下し,
32℃以下になると戦慄は止まり,意識障害,感覚鈍麻,幻覚等
の中枢神経障害が見られるようになる。

虚脱期(30℃前後):意識は失われ,心房細動などの不整脈が
出現する。

生命臨界点は26~30℃。


81 :天之御名無主 :2005/10/17(月) 21:16:47
雪女が旅人をたぶらかして、裸にしちゃうというのがオリジナルな
のね。凍死者が裸で発見される理由を昔の人はそう考えたんだな。
どうりでいい女でないといけない訳だ。
童話にする上で、服を着せるというのは、ある意味、本末転倒だ
ねぇ。

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80 :天之御名無主 :2005/10/17(月) 20:55:22
厠についてちょっと調べてるんですが厠、便所の妖怪って多そうで案外少なくて・・・
花子さんとか都市伝説的なものではなく日本のもので厠、便所にかかわりの深い
妖怪や怪異についておもしろいものがあれば教えて欲しいのですが
こういう質問ってよろしいのでしょうか。


81 :天之御名無主 :2005/10/17(月) 21:16:47
>>80
続百晦国書版にこんなのが→「大晦日の夜、厠にゆきて『がんばり入道郭公』
と唱ふれば、妖怪を見ざるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠神の名を
郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公
同日の談なるべし。」

郭公と書いてホトトギスと読みます。これは当時、二つの鳥が混同されていた
ため。便所の神とされていますが、便所でホトトギスの鳴き声を聞くと不吉だ
とされ『諺苑』ではその鳥を口から吐いている入道が本当に神かどうかと考え
ると甚だ疑問ですが、『甲子夜話』では、入道の頭を取って左袖に入れると小
判になる、とあります。必ずしも不吉な存在ではないかもしれませんが、日本
古来のものではなく、九尾狐と同じく輸入妖怪の一つですね。


82 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/17(月) 22:59:35
>81
ほととぎすは、黄泉の鳥とされていました。
平安時代以降の異名は「死出の田長」。鳴き声が好かれた筈なのに、聞けば
寿命が縮むという話もあり、『栄花物語』には、三条院が崩御された後、幼
い内親王が死を理解出来ず、父君にお手紙をお書きになったので、周囲にい
た女房たちが「ほととぎすに渡しましょうか」と述べています。
10世紀に日本で作られた『地蔵十王経』でも、烏とほととぎすは冥界の入
り口で番を務めている鳥とされていますね。
ほととぎすが昔は人間で、弟を求めている内に鳥になったという民話はよく
知られていますが、この話は9世紀には伝えられていました。
何者かを招くイメージがあったのかもしれません。


85 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/10/20(木) 12:34:09
>>82
「遠野物語」のなかに昔ある姉妹がいて姉がじゃがいもを焼いて、自分が堅い
ところを食べて、妹には軟らかい部分をあげたのに、妹が姉が食べたところ
はもっと美味かったと思って包丁で姉を殺したところ姉が郭公になって「が
んこ、がんこ(堅いところという意味)」と鳴いて、妹は自分の間違いに気
づいて、悔恨のあまり自分は時鳥になって「包丁かけた」と鳴くようになった
、という話があります。


90 :天之御名無主 :2005/10/22(土) 13:47:50
>>80
厠の妖怪の話>

福島正則の屋敷の便所に化け物が出るようになり、便所に行こうとする
者の尻を毛むくじゃらで爪が長い手が撫でてくるという噂がたった。
ある日の夜、塙直之は正則の屋敷に出かけ、皆と話している途中で便所
に出かけた。そして直之が便所に入った時、何者かが便所の上の松の梢
から飛び降りてきた。便所から覗いてみると鬼のような顔をした者がい
たが直之は動ぜず睨み返した。するとその者が引っ込んだので直之が小
便をしようとすると、下から手が出てきて尻を撫でた。
怒った直之は手を掴もうとするが、すぐにひっこみ、屋根の上からその
鬼がじっとこちらを見ている。
睨むとまたひっこみはしたが、またも尻を撫でてきた。これを何度も繰
り返しているうちに、直之はやっと鬼の手を掴み便所の中に引きずり込
んだ。そして組み合って遂には脇差で刺し殺した。
よく見るとそれは大猿で、広島の者は噂の妖怪はこれだったのかと言い、
それと一緒に直之の勇気を褒めたという。『古老物語』

後に正則は改易されてしまうのですが・・・

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92 :天之御名無主 :2005/10/22(土) 19:34:18
>>90
エロザルの妖怪ですか。尻が大好きだったんでしょうね。
なんか、ほほえましいような。しかし大武将、福島正則や塙直之の
屋敷にでたというのはまたなぜ?

案外、本当のところはご公儀隠密の伊賀者を成敗したのを妖怪と間
違えたとか皮肉たっぷりの流言だったのではないでしょうかね?
福島正則ならやりそうな気がする。


93 :天之御名無主 :2005/10/23(日) 09:31:41
お城にまつわる妖怪、幽霊譚はそういうゴシップを扱ったようなものが
多いですからね。天守物語とか播州皿屋敷とか。

現代のサラリーマンにも当てはまるかも。


94 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/23(日) 11:14:27
歴史的事実は、あまり伝承化しないと思います。おそらく、黒田節などで知
られた豪傑の名を借りたかったのでしょう。
岩見重太郎のヒヒ退治などと同趣向だと思いますよ。
余談ですが、警備を司った(ただの武士化した模様です)伊賀組や甲賀組と
目付支配の公儀隠密、吉宗が設けた将軍直属のお庭番がおり、探索を行っ
たのは後の二者であった様です。
しかし、何も魔法めいた事をしたのではなく、普通に変装したらしい。
特殊技能も一部で伝えられていた様ですが、多くの大名家では訓練もお目見
えも無く廃れて行き、この板では有名な松浦静山の家臣にも伊賀に先祖をも
つ柘植某という者がいましたが、先祖はともかく何も憶えていなかったとか。

お菊伝説は室町時代の話が最古だそうですが、まだ一次史料に触れるに至
っておりません。家宝の鮑皿が出て来る話であったとか。
全国に伝わる話で、伝説地をまとめた本もあります。
今や半分ほどは、アスファルトやコンクリートに覆われていましたが。

余談で失礼。もう少し、目付配下の公儀隠密というものについて。
直接変装して探索に出かけたのは、小人目付という者たちで、中でも黒鍬か
ら上へあげられた人々が潜入役を務めたそうです。
黒鍬というのは、藤澤周平氏の小説などにも出て来ますが、十二俵一人扶持
の雑用係・土木工事に携わった連中。
公の場での帯刀や苗字の名乗りも許されていなかった様な人々です。
ただ、これらが即伊賀者であったという記述は見ておりません。
便所に入ったりは、しなかったと思いますよ。もっとも、正則の頃であれば
まだ伊賀や甲賀の忍者も現役であったでしょうが(島原の乱では活躍してい
る)、時代を経た事ですし史実がもとになっている可能性も低いかと・・・。

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91 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/22(土) 14:28:13
天狗は不浄のものなので、加持を受けて焼かれた天狗の灰を便所に置
いたところ、蘇ったという話が『真言伝』にありますね。
『今昔物語集』に登場する天狗は、便所から出た直後で手を洗っていな
かった僧侶を襲ったり、便所の音を頼りに震旦から日本の比叡山まで
来ています。
逆に、便所の神という存在は、本土や沖縄で重視されていましたが。
入る前には、咳払いをして入れともいう。


96 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/10/23(日) 13:58:42
>>91
天狗の話だと、「今昔物語」に、どっかの天狗が海がお経を唱えるのを聞い
て、仏教はすばらしいものだと思って、有明親王の子供として転生して、つ
いには比叡山の僧侶になったという話が出ています。この話は特殊ですが、
普通は天狗というものは仏教を妨げる存在である、というのが平安時代の人
の考えのようで、前述の天狗ももともとは仏教を妨害しようと考えていたら
しいです。


98 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/10/24(月) 15:43:45
ちょっと思ったんですが、「今昔物語」の天狗の話は、仏教と関わりが深い
ですが、後世の天狗の話はあまり仏教と関連してないというのはどうなんで
しょうか?


99 :月のワルツ :2005/10/24(月) 16:17:15
>>98
民間伝承の天狗って仏教と関係なかったりするっけ?
そのへんが関係してるんじゃないかな?知らないけど。


100 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/24(月) 17:53:44
どちらかといえば中世、それも鎌倉~南北朝時代の天狗ですね、仏教系は。
それ以降は積極的に関る事をせず、自然と山岳信仰と結びついている。
山伏姿であったり、何時の間にか山岳寺院で祀られていたり。
『台記』に愛宕山に天公像があったとあるのを天狗祭祀と見做す人もいます
が、私は別物だろうと思います。当時の天狗像とずれている。
やはり、中世後期から近世にかけて、仏教の権威が低下し、合理的なもの
の見方が広まって、比例する形で反仏教としての天狗も意識されなくなっ
ていったものだと思いますよ。
16世紀にもなると、狂言で閻魔や毘沙門天が笑いの種になったり、加持
祈祷に頼らなくなったり、中世前期の古典である『平家物語』からくだくだ
しい仏教の解説が抜かれたりと、宗教権威の低下が著しい。


102 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/10/25(火) 14:39:30
>>99
「遠野物語」の中に出てくる天狗は、民家に酒をもらいに来ているだけで、
仏教に関係がないように思われるんですね。ただ、遠野以外ではどうなの
かが今ひとつわかりませんが、大体「天狗の詫び状」の話が多いのではな
いかと思いますが、違う話(特に仏教に深く関わる話)があったら教えて
ください。


110 :天之御名無主 :2005/10/26(水) 22:10:42
>>98
「図説日本の妖怪」(河出書房新社)の中で小松和彦氏が
「妖怪の原像」というタイトルで述べていますが、
宗教を広める上での宣伝手段として妖怪が用いられていたそうです。

より具体的には、
鬼は陰陽師たちによってとくに説かれた妖怪、
天狗は密教の僧が好んで説いた妖怪、
そして狐は化けるという特性を利用されて(鬼にも天狗にも変化可能ということで)
陰陽師・密教僧いずれにも利用された妖怪だそうです。

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103 :天之御名無主 :2005/10/26(水) 04:34:44
天子ってどんな妖怪ですか?


104 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/10/26(水) 14:02:16
>>103
それってどの地方に伝わっている妖怪ですか?詳細キボンヌ


109 :天之御名無主 :2005/10/26(水) 20:52:17
>>104
ウィキペディアで妖怪を調べたところ天子(テンジ)の項目があったので
どんな妖怪かと思ってネットで検索してみたんですがなかなか情報がなくて…
「天子」で検索したところ目ぼしい情報はこれくらいでした↓
>八丈島の洞穴に、一人っきりで暮らす妖怪。
>14,5歳ということで一人きりは寂しいらしく、子供をかっさらって数日過ごしたり、
>山小屋へ遊びに言って山番をからかったりして遊ぶようだ。
>一度情を通わせた相手がピンチの時には助けてくれるらしい。
>寂寥感というものは妖怪にとってもつらいものかもしれない。

他にも八丈島にはテンジ、テッジ、テッチなどとと呼ばれる山姥がいるらしいです。
姿は老婆ですが、上の天子と行動がよく似ている点があります。名前も被ってますし。
他にはテンジメという森に出る妖怪がいるそうです。
八丈島という狭い範囲で3つも名前が被るなんて…もとは一つで
時代が流れるにつれ分岐したんでしょうか?

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117 :苺の子 ◆15/..hncv. :2005/11/04(金) 22:58:16
天狗といえば、あたしの中では羽黒山。
ちっちゃい頃、羽黒山に行く度に活き活きと天狗の話をしていたらしい笑
妖怪ってより神様に近いよね。なんとなくだけど。


118 :天之御名無主 :2005/11/05(土) 22:13:28
>>117 羽黒山といえば長い階段ですねぇ。
出羽三山は山岳信仰の深い山々の様なので
天狗に纏わる話も多そうですね。

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120 :鵺 ◆aV5RsggWb2 :2005/11/06(日) 10:50:23
やはり天狗は仏道を妨げる存在だったようです。「今昔」には、天狗が菩薩
にばけて、偉い聖人を連れ去ってしまい、その聖人は後に発見されますが、
天狗が化けていたことに気づかず、すぐ死んでしまった、という感じの話が
あります。
また、「屎鳶」についての情報を気盆


121 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/06(日) 16:15:25
大体、「屎鳶」天狗ないしはそれの変じた鳶の事だと思いますが、愛媛県など
の方言では、ハイタカなど別の猛禽類を指して現在でもこの名称を使用して
いるということです。
鳶自体を天狗と見做す観念もあれば、天狗が人に見えない姿で乗っている時
があり、その時には鳶を傷つけると祟りに遭うとされていたのは、『比良山
古人霊託』の記すところ。
鎌倉時代初期に天狗の憑いた女房の言説を書きとめたものですが、ここでは
天狗は古人の霊とされており、九条兼実や慈円も天狗となっています。
その頃まともに往生出来たのは、兜卒天に行った明恵だけであったと。
鎌倉時代末期の『天狗草紙』や『沙石集』になると、僧の生まれ変わりとしての
天狗像がより強固なものになる・・・というのは、先述の通りです。


122 :天之御名無主 :2005/11/08(火) 23:21:20
 山岳信仰と結びつきの強いカラス天狗なるものがおりますが、
天狗が仏道を妨げるもの、という話は当時の幕府が流布したもの
じゃ無いですかねぇ?

 鎌倉幕府といえば、仏教の一般大衆化を推し進めた時代ですし
山岳信仰を貶める様な流説を広める事もあったのでは?


123 :山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/11/09(水) 09:02:19
>天狗が仏道を妨げるもの、という話は当時の幕府が流布した
『栄花物語』の成立は11世紀、『今昔物語集』は12世紀です。
>鎌倉幕府といえば、仏教の一般大衆化を推し進めた時代ですし
鎌倉幕府=鎌倉時代ではありません。幕府が信仰流布を推し進めた訳では無
く、時には黒衣の僧(遁世僧)の取り締まりも行っています。
>山岳信仰
寧ろ、平安時代から大衆の間で悪霊退散や治病などの面で支持されていたの
が、こうした山岳修行者たちでした。近世以降の山伏のイメージでも、治病
云々の役割はお分かりでしょう。
それと、あの時代に旧仏教→新仏教と転じた訳ではありません。
寧ろ地蔵信仰や観音信仰を中心に、まだ民衆の間でも所謂旧仏教が盛んな時
代でした。元々、旧仏教出身者も民間布教は行っています。
提唱以来批判が無い訳ではありませんが、黒田俊雄先生の顕密体制論という
のがありますので、御本を参照なさって下さい。
15世紀にもなれば、「新仏教」側も目立って活躍する様になりますが。
禅宗と浄土宗は大陸にその概念があったということから、八宗からもまだ好
意的に見られており、戦国時代には俗に「十宗」と呼ばれてもいますが、他の
宗派は近世まで「衆」の字が宛てられるなど、対等に見られておりません。

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124 :天之御名無主 :2005/11/10(木) 02:12:36
「座頭ころがし」についてご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
山口県の旧厚狭郡(現在の山陽小野田市あたり)に出た妖怪らしいのですが。

ネット等で検索すると、急な坂がひっかかるので
タテクリカエシのような山の妖怪を想像するんですが、
妖怪そのものに関する記述は見つかりませんでした。


125 :月のワルツ :2005/11/13(日) 13:49:43
>>124
『現行全国妖怪辞典』というものに載っているらしいけど、よく分からないっぽいな。
あと、「座頭転げ」という別名もついてるらしいよ。

ごめん。詳しいことは全く分かりません。


126 :天之御名無主 :2005/11/13(日) 15:29:20
『現行』にはダトーコロゲという別名も紹介されてる。
でも、詳細は書いてない。

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175 :天之御名無主 :2006/10/17(火) 23:10:15
兎の妖怪って誰か知らない?
探しても全然見つからないんだが


176 :天之御名無主 :2006/10/17(火) 23:49:18
狩野派の絵巻になら兎っぽいのとかいたし
英一蝶の妖怪絵巻にははっきり兎顔の妖怪も描かれてたが
名前がついて伝承が残っているのっていうとちょっとわからない
兎系の伝承を集めたサイトもどっかにあったが
そこでも日本の妖怪にはいないようなことが書いてあった気がする

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179 :天之御名無主 :2006/11/01(水) 00:59:28
日本古来からいる獣で妖怪化されてないのって何があるかな?
熊とか鮫の妖怪っていたっけ?


180 :天之御名無主 :2006/11/01(水) 10:50:29
熊…鬼熊
サメ…影鰐、磯撫で

鹿は…神獣としての側面が強くて妖怪ってのはいなくないかな。
草食動物はやはりネタになりにくいのかも。
獣じゃないけどトカゲの妖怪もいないような気がする。
龍とか蛇の影に隠れちゃって見向きされなかった感じ。


181 :天之御名無主 :2006/11/01(水) 19:48:35
妖怪か何か知らんが山蜥蜴とかいうのがいるらしい


182 :天之御名無主 :2006/11/02(木) 13:55:41
動植物から妖怪になるのって何年も長く生きるという、絶対的条件的なものが多いから、
ウサギとかはいないのでは?淋しいと死ぬ(ウソらしいけど)と言われるウサギが妖怪になっても…


183 :天之御名無主 :2006/11/02(木) 20:38:55
でも鶴と亀の妖怪って思い浮かばないな


184 :天之御名無主 :2006/11/02(木) 21:23:32
陰摩羅鬼は、鶴に似てるってだけで鶴の妖怪じゃないもんな。
亀は…なんか城を背負ってた亀とかいなかったっけ。妖怪とは違うか。
あれ?佐藤有文だっけか。


185 :天之御名無主 :2006/11/02(木) 22:43:35
海和尚は亀妖怪と言うより、海坊主の親戚?

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187 :天之御名無主 :2006/11/03(金) 14:07:31
風狸(ふうり)って妖怪が好きです。自由な感じの妖怪です。
風狸を殺そうとして、何をしても仮死状態にはなるが、
口に風があたったら生き返るらしい。ただし石菖で鼻を塞げば死ぬらしい……
他に知ってる事がある人、恐縮ですが教えていただきたいです。


188 :天之御名無主 :2006/11/03(金) 20:13:16
ウサギの妖怪ならイワイセポがいるけど
アイヌの妖怪だしなあ
風狸は和漢三才図会いあるはず
ヒヨケザルのことらしいけど


189 :天之御名無主 :2006/11/16(木) 01:49:50
>>187
中国では風生獣と呼ばれていて、その脳を食べると500歳まで寿命が伸びると言われていたりする。
その姿は青い豹に似た獣の様な姿で、大きさは山猫ほどらしい。

あと伝わっている話だと、木に登っていた風狸が口に変な草を咥えて
空を飛ぶ鳥に向ってそれを吹き飛ばすと、鳥が落っこちてきたところを目撃した猟師がいた。
これは使える!と思った猟師は、風狸が咥えていた草を取り返して、
木に登って鳥に向って投げて見た所、鳥も猟師も地面に落ちたと言うお話が伝わっている。

ぱっと思いつくのはこのぐらい。

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あとがき
なるべく3日に一回くらいでいきたいんだけど
なかなか上手いこといかないね。
さあやるぞと思ってもネタが見つからなくて寝てしまったり。


また持病が出てきた。
書類作成とかが多い時期だから勘弁して欲しい・・・

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まーのんびりやるがいいよ。
無理にやっても、読者も辛いし。
楽しくエントリ入れてくれれば、読者も楽しい。
win-winでいこうや。

  • 2007年03月13日 10:40
  • 37564 #X5XodAgg
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